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| 赤と、白。 僕にとって特別なその色を、どっちも君が持ってるのは
…きっと、とっても素敵な偶然。
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「どうしよっかなー…誕生日プレゼント。」
多分1ヶ月くらい前、ううん、もっと前から悩んでると思う。 期待してて、とは言っちゃったけど… 結局、思いつかないまま前日になっちゃった。
君が、僕の誕生日にくれたお守りを見ながら思うよ。 翠石で作られた、花のお守り。 僕の幸せを祈りながら、作ってくれたお守り。 あの細い指で、一生懸命作ってくれたんだなーって。
…忘れもしない。 君と出会ったのは、今年のランララ祭。 あの時は、僕はたまたまルーを待ってて、 不安そうにきょろきょろしてた君に…ほんの軽い気持ちで声かけただけだったのにね。 君はまだ感情の抱き方すらおぼつかなかったっけ。
その気なんて全然なかったのに、 ある日送ったDGのお土産の中にたまたま入ってた棘付きの首輪。 君なら、もっとかわいいのが似合うのに… 悪い夢を見ても、これを握っていれば大丈夫、って言ってたけど。
…棘付きの首輪、だよ? 棘を握ったら、痛いじゃない。 その棘を、紫薔薇の棘だと思ってくれるなら…なおさら。 僕の棘は君を傷つけるためにあるんじゃないんだよ。 この棘が、大事な人に痛みを与えるのを…僕は許せない。
痛みじゃなくて、甘さがほしい。 傍で幸せを祈ってくれる君に、ごめんねと、ありがとうを。 今でも、どうして僕なのか…不安に思ってしまうこともあるけど。
それでも、君はいくつもの嬉しい偶然と一緒に、ここにいてくれるんだから。
「……間に、合うかな……」
一夜漬け、なんて言っちゃうと言葉が悪いけど。 今からでもがんばればなんとか間に合うかも。
大切な物を幾重にも包み込んで。 君を傷つける棘じゃなくて、君を包んで守る花弁に。 そこにはただ、むせかえるほどの甘い香りがあればいい。
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11月17日(月)13:21 | トラックバック(0) | コメント(0) | ビジーの呟き | 管理
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