流離の標
 
PBW「無限のファンタジア」「蒼空のフロンティア」「エンドブレイカー!」のPC&背後ブログ
 



【          】

赤と、白。
僕にとって特別なその色を、どっちも君が持ってるのは

…きっと、とっても素敵な偶然。


 ++          ++


「どうしよっかなー…誕生日プレゼント。」

多分1ヶ月くらい前、ううん、もっと前から悩んでると思う。
期待してて、とは言っちゃったけど…
結局、思いつかないまま前日になっちゃった。

君が、僕の誕生日にくれたお守りを見ながら思うよ。
翠石で作られた、花のお守り。
僕の幸せを祈りながら、作ってくれたお守り。
あの細い指で、一生懸命作ってくれたんだなーって。

…忘れもしない。
君と出会ったのは、今年のランララ祭。
あの時は、僕はたまたまルーを待ってて、
不安そうにきょろきょろしてた君に…ほんの軽い気持ちで声かけただけだったのにね。
君はまだ感情の抱き方すらおぼつかなかったっけ。

その気なんて全然なかったのに、
ある日送ったDGのお土産の中にたまたま入ってた棘付きの首輪。
君なら、もっとかわいいのが似合うのに…
悪い夢を見ても、これを握っていれば大丈夫、って言ってたけど。

…棘付きの首輪、だよ?
棘を握ったら、痛いじゃない。
その棘を、紫薔薇の棘だと思ってくれるなら…なおさら。
僕の棘は君を傷つけるためにあるんじゃないんだよ。
この棘が、大事な人に痛みを与えるのを…僕は許せない。

痛みじゃなくて、甘さがほしい。
傍で幸せを祈ってくれる君に、ごめんねと、ありがとうを。
今でも、どうして僕なのか…不安に思ってしまうこともあるけど。

それでも、君はいくつもの嬉しい偶然と一緒に、ここにいてくれるんだから。


「……間に、合うかな……」

一夜漬け、なんて言っちゃうと言葉が悪いけど。
今からでもがんばればなんとか間に合うかも。

大切な物を幾重にも包み込んで。
君を傷つける棘じゃなくて、君を包んで守る花弁に。
そこにはただ、むせかえるほどの甘い香りがあればいい。



11月17日(月)13:21 | トラックバック(0) | コメント(0) | ビジーの呟き | 管理

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