流離の標
 
PBW「無限のファンタジア」「蒼空のフロンティア」「エンドブレイカー!」のPC&背後ブログ
 


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リンクを追加したよっと。

畦道のこぼれ道。
今回は背後のボイスブログを繋げてみたようだよ。
ここに載せた小説の裏話だったり、はたまたキャラ設定の裏話だったり、
そういったものを載せていく予定・・・・らしいね。

あ、っと。一応注意しとくけど
あっちは私達の世界の話だけじゃあないからね。
おまけにあっちは声のブログ、いわゆるボイブロってやつだ。
そこんとこよろしく頼むよ。



10月2日(火)22:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 挨拶・お知らせなど | 管理

歌声は蒼穹に 嘆きの声は海原に 二

その後、ジェイドが出会った一座はしばらく同じ街に滞在していたらしく、
街中で出会う機会も多かった。
また、決まった時間と言うわけでは無かったが
酒場へ行けば一座の舞台も披露されることが多々あった。

その度に、ジェイドはあのセイレーンの踊り子-
シエファに心奪われていった。

一座による何度目かの酒場での舞台。
クアンの話を聞いていたはずのジェイドの返事が
彼女が出てきた辺りから生返事になり、やがて反応しなくなったのを見て、
すっかり浮かれてしまった親友にクアンは呆れ近くの常連客に尋ねた。
「・・・・・彼女の歌は魅了の歌なのか?」
「いんや、普通の歌なんだがなー・・・・
 彼女の歌は魅了の歌でなくても誰もが虜になる、が、
 あれは厳しいなー!」
冷やかされるように言われても、当の本人は彼女に夢中で
周りがまるで見えていないようだった。
「・・・・・恋は盲目、とはよく言ったものだ・・・」
もはや怒る気力すら失せて、クアンはため息をひとつついた。

「・・・・!!!!ク、クアン!!クアン!!!!」
「どうした!?」
ずっと呆けたままだったジェイドがいきなり声を荒げてクアンの腕を掴んだ。
あまりの様子の変化にクアンも初めは真面目に心配したが、
それはすぐに杞憂に終わった。
「い、今目が合った!!!!彼女がこっち見た!!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「本当だって!!!一瞬こっち・・・いや、私を見た!!
 わ、笑って、こっち見て・・・・・!」
「誇大妄想と惚気は大概にしておけ・・・・」
未だ興奮冷めやらぬジェイドに対してクアンは
もはや付き合っていられない様子であった。

しかし、事情が変わったのはそれから間もなくのことである。

いつものようにステージで踊っていた彼女-シエファは、
薄いショールをはためかせながらくるくると回る踊りを始めたかと思うと、
回りながらゆっくりと客席へ近付いてきたのである。
歓声をあげて彼女へ触れようとする観客たちの手の間を、

ひらり、ひらりと。

まるで蝶が舞うかのように美しく通り抜け、



あろうことか、ジェイドのすぐ手前までやってきた。



「・・・・・・・・・・・・・・・」

ゆったりと、しかし突然やってきた衝撃の事態に
当の本人は何一つ成す術も無く。

碧い蝶はそこでまた一回りすると、
極上の笑みをジェイドに向けて艶やかに去っていったのだった。

「・・・・・・・」

その後、シエファ達が酒場を去っても
しばらくジェイドは同じ一点を見つめたまま固まっていた。

「・・・・・・よほど致命傷だったようだな・・・」
惚れた相手の笑みと言うものは、
場合によってはどんな武器よりも威力を持つのだと
クアンは親友のなれの果ての姿を見て思い知った。



10月2日(火)01:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 歌声は蒼穹に 嘆きの声は海原に | 管理

歌声は蒼穹に 嘆きの声は海原に 序

それはもう、ずっと昔。
まだ”彼”が吟遊詩人となる前の、遠い昔――。

「全くお前と言う奴は・・・今日は本当にダメかと思ったぞ!」
「ははは、悪いけど運だけは強いぞ!」
「そういう問題では無い!!」

ある晴れた昼下がり。
酒場の一角の円卓で2人の男が昼食を口に運びつつ、
そんな会話をしていた。

「常々思うが、お前のその腰の剣は何なんだ!
 自分の身も守れなくて何が武人か!!」
先ほどから食事の手もそこそこに怒鳴ってばかりのこの男の名は、
クアン・サディといった。
年の頃は外見からして三十手前ほどであろう。
冒険者として諸国を回っているヒトの武人である。
「無いよりはある方が良いだろう?丸腰よりかは安全だし。」
そんなクアンの剣幕もどこ吹く風、といった様子で
飄々とかわし続けるいま一人の若い蒼髪の男。

名を、ジェイド・エストナ と言った。

生まれは北方セイレーン王国のセイレーンである。
そしてその職業は武人、であるはずなのだが。

「武人が武器をその様に軽々しく扱うものか・・・
 お前の剣は、ただの飾りではないか。」
「使わないで良いならそれに越した事はないんだろ?
 あんたもそう言ってたろ。」
「そ・れ・は・な、最低限自分の身は守れる者が言う台詞だ。
 お前は武人として最低限もできていない、
 俺が助けに入らなければお前は今ここにおらなんだぞ!」

その腕前の程は、武人と言うには程遠いものであった。
剣を帯びてはいるものの、その扱いはほぼ素人。
加えてこのジェイドという男、剣の修行にいそしむ様子も無い。
それどころか自分の「武人」という職業にすら疑問を持つほどである。

「その事は感謝するさ。あんたは命の恩人だよ。
 けれど私は武人になりたくて剣を持っているわけではないんだよ。」
「・・・・ではどうしたいのだ、お前は。」
「―――私は」

ざわっ

その時、酒場のステージ―と言うよりは、ただ開けた場所―に
数人の芸人が入ってきた。
男も、女もいる。楽器を持った者と、踊り子とがそれぞれ3、4人。
種族も様々だ。ドリアッドもいればチキンレッグもいる。
もちろんヒトやセイレーンもいて、
中でも目を引いたのは踊り子の――

「・・・・まさかあのリザードマンの踊り子か?」
怪訝な顔でクアンに覗きこまれて自分がその踊り子に
目が釘付けになっていたことを知った。
「い、いや違うよ何言ってるんだ!
 確かにあいつも別に意味で気にはなるけれど・・・」
「じゃああの子かい?セイレーンのあの子。」

別の常連客に会話に首を突っ込まれいきなり言われた。

「・・・・そうなのか?」
「・・・・・・・」

クアンの問いに、なぜかジェイドは返答できなかった。
何かがこみ上げて喉が詰まったように、声が出ない。
こみ上げるものはもちろんいましがた食べていた昼食では無い、
これまでに味わった覚えのない苦しい、それでいてなぜか幸せな、
そんな思いだった。

「彼女はシエファ。あの一座の一番人気の売れっ子だよ。」

その白い肌に、はにかんだ表情が眩しい深い色の瞳に、
陽光を受けて煌く碧い髪に。
言葉では表しきれない、彼女のすべてに。


――要は、一目惚れしたのだった。




10月1日(月)23:35 | トラックバック(0) | コメント(0) | 歌声は蒼穹に 嘆きの声は海原に | 管理

じゃあこっちも対談で

背後>じゃあこっちも対談でいいかなあ。
ジェイド(以下J)>何がだい?
背後>だってさっき見たでしょうあっちでの面談。
J>ああ三者面談?
背後>うん。

(やや流れる沈黙)

背後>え、何で黙るのそこ黙るとこ?
J>ほお、さては何かたくらんでるねあんた?
背後>いや、たくらむとかじゃなくて、何にも思わないわけ?
J>何を。
背後>だってハニさんの悪友ですよ。ハニー呼びですよ。
   嫁ですよ?(←最後は言ってない)
J>・・・彼の交友関係にまで私が口出ししなきゃいけないのかい?
背後>いや、そーゆーんでは・・・・

J>あんたはわかってると思うけど、一応言っとく。
  私は自分が何かに縛られるのが嫌いだ。
  だから、相手にも同じ思いをさせたくない。
  助けを求められれば力にはなる。
  でも、重荷に感じるほどのしつこい付き合いはしたくない。

背後>・・・・でも、それって矛盾してないかな・・・
J>?
背後>『彼女』やハニさんは違うでしょ?
   特に『彼女』には何年縛られてるって。
J>・・・・いーや、矛盾してないよ。
背後>え、じゃあ2人ともその程度の付き合い・・・
J>馬鹿、逆だよ逆。
  「重荷に感じる」程のしつこい付き合いはしたくないよ、
  でも、彼女や彼とは、互いを重荷とは思っていないから。
  少なくとも私は、これから先も感じる事はない。
  ・・・・手のかかる子だけどねえ、彼は。
背後>じゃあ縁起でもないこと聞きますけど、
   もし向こうが重荷に感じるようになったら・・・?
J>すっきりさっぱり、引いてやった方があの子の為、だと思うよ。
背後>いいのそれで?
J>・・・・・正直、ちょっと辛いけど。
  ま、そんな事は少なくとも、今日明日には
  起こり得ないだろうけどねえ(爽笑)

背後>(損してんなぁこの人・・・・)

J>しかし、ハニエルの古き悪友ねえ・・・(くす)
  あの子があんな風に手をこまねく所は、
  あまりお目にかかれないね。
  以前プーカの坊やが困らせてた時以来だと思うんだけど。
背後>正直彼の事どう思います?
J>飲み比べたい。
背後>すぐ酒に走るなこのザル。
J>ま、それは冗談としても、一度話してみたいのは確かだね。
  もしかしたら、いい友人になれるかもしれないし。
背後>・・・・ところで年下の友人の増加率が高いね?
J>言っとくがそれはあんたの交友関係の影響でもあるんだよ(にっこり)

J>えーと?じゃあこんなもんでいいのかい?
背後>いいことにしましょうか。お付き合いどもでしたー。
J>あと、BU頼むなら頼むでさっさと頼んじまえよ。じゃあね。
背後>(最後の最後に・・・・!)さよなら・・・・



9月27日(木)23:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | ジェイドの呟き | 管理

ちょっと前の話になるけど

情報局の終戦号が発表になったね。
私も第一王女様のところへ差し入れに行かせてもらったんだけど・・・
やっぱりと言うか、最初は間違われてしまったようだねえ(苦笑)

・・・何だいその疑いの目は?
いくら酒好きとは言え、
私だって未成年や怪我人に酒貢ぐほど鬼じゃないよ!
差し入れには紅茶セットを持って行っておいたよ。
いつだったか旅先でもらったとっておきをね。



9月27日(木)22:38 | トラックバック(0) | コメント(0) | ジェイドの呟き | 管理

今は撤退中か・・・

背後の用事も済んだんで、作戦の結果を覗いてみたよ。
・・・・やっぱり・・・・出ちまったのかい、死者が。

正直、顔も知らない奴らがほとんどなんだけど、それでも辛いもんだよ。
還って来れなかった彼らの還りを、待っていた奴の事を思うと・・・・・
余計に、ねえ・・・(辛そうに)
彼らも、あんな結末には、なりたくなかっただろうに・・・

重傷でも、生きて帰ってこれたならそれだけでも幸いと思わないと。
大きな怪我も無く帰って来れたなら尚の事。
ひとまずは、参加した皆に心からお疲れ様と伝えておきたい。

そして、還る事の無かった皆にも・・・・
お疲れ様、有難う、そして、安らかに、と。
今夜は彼らに、1曲捧げたいと思うよ。



9月23日(日)22:57 | トラックバック(0) | コメント(0) | ジェイドの呟き | 管理

リンクを追加したよ

はいはい、早速リンクを繋げた仲間がいるんで紹介しとくよ!

蒼月の歌雫~波紋~
私の仕事仲間・・・・、いや、心の友、とでも言うべきかな。
同じセイレーンの吟遊詩人、ハニエル・セルリアンのブログだよ。
面白い呟きなんかもしてくれちゃってるから、興味があるなら見てみなよ。

ちなみに彼、今回の作戦では後方支援での参加なんだそうだ。
後方支援は重傷を負ったりや死亡することはないけど・・・
無茶だけは、してくれるなよ。 私からは、それだけだ。



9月23日(日)00:50 | トラックバック(0) | コメント(2) | 挨拶・お知らせなど | 管理

いよいよ明日、か・・・

ドラゴン界での作戦が展開されるそうだねえ・・・
仕事仲間も結構参加してるようだし、
私としても黙って見てる訳にはいかなかったんだけど・・・
悔しいね、こういう時に限ってどうしても外せない用事が入っちまう。

辛いもんだよ。ただ願うしかないってのは。
でも本当に、それしかできない。
無事に越したことはないが相手が相手だ、
そうはいかないだろうけど・・・一人でも多くの帰還を願うよ。



9月22日(土)23:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | ジェイドの呟き | 管理

始めてみるかねえ

どうもこのぶっとびグログは慣れないねえ・・・・
ま、とりあえずはこんなもんかね。

こちらでは初めてだね。
私はジェイド。
この相棒の竪琴を片手に諸国を渡り歩く、しがない吟遊詩人さ。
この度、背後の勝手な都合で
こういうキャラブログを立ち上げる運びになったんだけど、
私は正直、一所に留まるのは苦手な性質でね・・・・
背後の方も、かなりノリで立ち上げたくさいから更新は不定期、
更にはいつ消えるかも気分次第と言う
とんでもない無責任なブログだよ。

ま、それでも良いってんなら、
少しの間付き合ってやってくれよ。

おや、背後が追記で呟いてるらしいよ。



9月22日(土)23:06 | トラックバック(0) | コメント(0) | 挨拶・お知らせなど | 管理


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